中国版のメルカリといえば、アリババの「淘宝」(タオバオ)系列の「閑魚」(シエンユー)がよく上げられますね。
リサイクルアプリ「多抓魚」(ドゥオチュアユー)は、古本の回収販売に強いイメージ。
さらに、ブランドの服なども扱っています。
「多抓魚」の公式サイト:www.duozhuayu.com
手元の売りたい本のバーコードを「多抓魚」で読み取るだけで、購入価格が出ます。
(本の状態に関係なく、タイトルの人気度で査定され、買取価格が高めの印象。
ただし対応は、中国の書籍のみです。
中国の本でも、古い書籍などは値段がつきませんでした。
数冊あれば、送料無料で引き取りに来てくれるとのこと)
そんな「多抓魚」の実店舗が、上海で若者に人気のストリート「安福路」にあります。
↓立派な店構え。
↓2階が本、3階が服。(1階は別のカフェでした)
2階 古本フロア
2階にあがると、おしゃれな本屋。ですがこれはすべて「多抓魚」でリサイクル販売されている古本です。
店内の様子はこんな感じ。動画レポート↓
ジャンルごとに並んでいて見やすいですね。
こちらは「電影」(映画)コーナー。
↓こちらは飲食本コーナー。ラーメン本などありますね。
値段は書いてなくて、「多抓魚」のアプリでバーコードを読み込むと、値段が出てくる仕組み。
店頭にあった『故宮宴』をアプリでスキャンしました。
定価128元の本が4.8折(5.2割引き)で61.4元で販売とのこと。
でもその下に、ネットで美品が57.6元って、ネットのほうが店頭で買うより安いという…
(79元以上購入で、送料無料。24時間以内に発送です)
『掃除道』(鍵山 秀三郎, 亀井 民治)
こういう日本のノウハウ本や、生活お役立ち本は、中国でも人気ですね。
紙離れと言われますが、店内は若い人たちでいっぱい。
「多抓魚」のキャラクターグッズも販売。
ゆるねこ?
3階 古着フロア
3階は古着フロア:女性のブランド服中心。
シャネル、ディオール、グッチ、ミュウミュウ、プラダ…
中国の子が好きな高級ブランドが並んでます。
「中国では99%の服が捨てられ、リサイクルは1%だけ」と。
でも、「多抓魚」で回収購入するのは、ブランド服だけなんですよね。
全体からするとごくわずか…
このバーバリーのシャツ、1488元。およそ3万円ですね…
まあ定価が7400元というわけで。
基本、定価からの値段算出のようです。
どれくらい売れるのかな。
「多抓魚」上海の実店舗
徐汇区安福路300号