北京冬季オリンピックを記録したドキュメンタリー映画『北京冬季五輪2022』(中国語タイトル『北京2022』)が日本で公開になり、その記念上映会に行ってきました。
2024年1月13日(土)池袋・グランドシネマサンシャイン池袋にて
豪華な内装の映画館ですね。
記念のポストカード2枚をもらいました。
映画ではスノーボードで金メダルを取った中国の選手・蘇翊鳴(スー・イーミン)選手と、日本人コーチ・佐藤康弘さんの金メダルまでとその後が主軸の一つで描かれていました。知らない日中をつなぐ実話に、金メダルが決まった後の最後の滑走シーンは胸熱でした。
他にも羽生結弦選手がピックアップされていたり、アイスホッケーの試合を長年追い続けるカメラマンだったり、見どころはいろいろ。
ジャマイカのボブスレーチームも取り上げられていて、その楽しい雰囲気にもちろん『クール・ランニング』を思い出し。
映画の中で選手が撮影クルーに質問するんです。「どうしてジャマイカの選手を取材しようと思ったの?」と。
そこへの返事を期待したのですが、そのまま終わってしまったので気になり。
さすが公式映画だけあって、オリンピックの素材が盛りだくさんなのは、さすが。
いろいろな試合場面を思い出しました。スポーツの力だなあと。
雪が舞う北京の会場も美しいかった。
ただどうしてももっと深く全体を通した芯は欲しかったという気も。欲張りですが。
それにしても2022はまだ本当にコロナ禍の中だったなあと。
今振り返るとあの戦いはなんだったのだろうと思わずにいられないところもあり。
舞台挨拶に登壇した陸川(ルー・チュアン)監督。
コーチ・佐藤康弘さん(写真左)もご本人登場でおお!と。
楽しいトークで裏話も聞けました。
映画の最後は佐藤コーチの一言で終わるのですが、そこには陸川監督の強いこだわりを感じました。(「我们也“坚持”放电影的最后一段」という言い方をされていたので、変えるように言われたこともあるけど貫いたのだろうなあと)
「オリンピック選手も、普通の人であるという視点」を忘れたくないというメッセージを感じました。
なぜスー・イーミン選手と佐藤コーチの電話を映画のラストシーンにして、さらに佐藤コーチの冗談のような一言で映画を終わらせたのですか?という質問に対しての陸川監督の回答部分の動画(中国語です)↓
中国では公開されても上映館は少なかったよう。
(2023年5月公開で、興行収入3000万元超えくらい)
日本では各地で上映が始まっているようです。