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滝田洋二郎監督による中国映画『 我爸没説的那件事』が公開中

滝田洋二郎監督が、中国で監督として制作した映画『我爸没説的那件事』が中国で2023年11月3日から公開になっています。

監督の『おくりびと』(中国語タイトルは『入殓师』)は中国でもとても人気があり、2021年10月29日に中国で初めて劇場公開されて話題になりました。

上映中の『我爸没説的那件事』は日中合作ではなく、フルの中国映画作品。

主演も張国立、韓庚と実力派俳優が固めています。

 

タイトルの『我爸没説的那件事』は、日本語にすると「私のお父さんが言わないあのこと」という感じでしょうか。

日本で紹介される時は、英語タイトルから「サイレンス・オブ・スモーク」と紹介されているようです。

 

【あらすじ】(映画紹介サイトより)

 

柳さんの家は、百年の歴史を持つ「同順祥」という冰晶糕の老舗を代々営んできた。

だが、父親の柳庭深(張国立が演じる。上の写真)はその秘伝の作り方を息子の柳見三(韓庚演じる)には決して教えようとせず、父子の間に亀裂が入る。

息子は父親から離れる決断。

何年も経ってから、父親が重病と聞き見舞いに帰って来た時に、初めて父親が長年隠していた秘密が自分と深く関わっていたことを知るのだった…

一人1つ限定の文字。

 

↓これが店で作っている「冰晶糕」(水晶餅)

 

父親の柳庭深(張国立演じる)

 

息子の柳見三(韓庚演じる)

 

そして、この映画を見たい!のですが、上映館が少なすぎる!

家の近所のシネコンでは大型?作品は1日10回以上も上映があるのに、この作品はかからず。(上海の郊外に住んでます)

上海市内ではいくつかの映画館で上映されていましたが、公開1週間にして上映館が数館(それも遠いところのみで、1日1回上映に…)のみに…

 

公開8日目で興行収入409万元と伸び悩んでいますが、これは作品のせいではなくひとえに上映があまりにも限定的なことが原因だと。

上海の映画ファンなら見たい作品だと思うのですが…。

せっかく公開になったのだから、落ち着いてしっかり上映してほしいところ。ここのところコロナ禍頃からの作品のだぶつきか、1週間くらいで上映作品がどんどん消費されてしまうのが、映画ファンとしてはなんとも悲しく…

 

映画の紹介を見たら、2018年9月撮影開始とありました。

もともとの予定公開時期は、2019年8月と発表されていたこともあったようです。

やっと公開に至ったようですね。

 

『我爸没说的那件事』Silence of Smoke

監督:滝田洋二郎監督

出演:張国立、韓庚、薛昊婧

尺:106分

中国公開:2023年11月3日

 

※日本からは滝田監督のほか、「おくりびと」のスタッフ7人が参加との記事を見ました。(テレ朝ニュース:「おくりびと」滝田洋二郎監督 初の中国映画が現地公開へ)