2024 GAF 上海イラストアート展(上海插画艺术节)に行ってきました。
少し前から中国のインスタともいわれる小紅書(RED)で盛り上がってたので、これは行かねばと。
2024 GAF 上海イラストアート展(上海插画艺术节)
2024年5月2日~4日 上海世博展覧館にて
入場料 128元
チケット高いかなあと思ったけど、すごくたくさんの作家さんが情熱をもって出展してて、行ってよかったと満足度が高いイベントでした。
会場の上海世博展覧館。
広い会場に、個人の作家さんの出展が多数。(企業ブースはあまりなく)
中央部の赤いところは、作品展示などのスペース。
その他にイベントスペースも。
上海イラストアート展(上海插画艺术节)のポスター色々。
本当にジャンルやスタイルのバラエティ豊か。
どこのブースも、人が足をとめていて、作家さんや店番さんと交流。
会場もうるさい音楽が鳴ったりせず、全体的にとても落ち着いていい雰囲気でした。
会場の雰囲気はこんな感じ↓ (動画)
中国のコミケなどの時より、ブースにしっかり壁があって、それをどこも生かした展示がいい感じ。
イラスト展という名ですが、オリジナルキャラクター展という印象も。
ブースごとに作家色が強くて、本人が店番してることも多いので、直接交流できるのが楽しいですね。
作品にかける熱い思いなんかも聞かせてくれ、創作の発想は色々だなあと。
ブースの作りもいろいろ世界観があり、気合が入ってます。
そして、ブースのイラストの感じと、作家さんや店番さんの雰囲気がどこもあっているのが興味深いなあと。作品を見て、ブースにいる人の雰囲気や人となりに触れられるのも楽しいところ。
イラストやキャラクターをオリジナルで作ることが、新たな自己表現の形になっていると感じました。
そして購入者側も自分の好みに響くもので、つながる喜びがあるのだなあと。
こだわりの世界観が満載。
作家自身もその世界の住人なのだなあと。
顔が見えるのも親近感がわきますよね。
どこのブースもおおにぎわい。
その中でも、人気ブースがいくつもあり。
サイン会や限定商品の販売には長蛇の列ができているブースも、あちこちで見かけました。
人ごみのブースは、遠くから眺めつつ。
↓こちらも後ろに大行列が続いていました。
あ、国産アニメ映画で大人気になった「羅小黒」だ!
と思ったら、羅小黒の大行列…。
残念ながら、諦め。
イラストのジャンルは、本当にいろいろ。
そして各ジャンルに必ずファンはいるのだなあと。
中国のアニメイベントではちらちら入っている18禁的エロや、同人誌でみかけるBL系はにおわせ含め、ほとんど見かけず。
人気傾向というよりは、イラストでもある程度の描写チェックはあるのかも、とも。
(漫画本ではなく、イラストでの表現が発展しているのは、表現のセンサーシップも関係しているかなとは思いつつ)
エロはだめだけど、グロっぽいのは比較的チェックが緩めのよう。
↓ロック好きの男子たちが、レコードジャケット的な作品や、音楽テーマの雑誌を作ったりしていました。
伊藤潤二の雰囲気も感じつつ。
ガロっぽい作品も。
中国の男性作家さんでした。日本にも旅行によく行きますと。
↓食べ物イラストというジャンルも。
私も、個人的に好きな作家さんとの新しい出会いがいろいろ。
個人的には、ネコと中華要素が好み。
そして、中国のイラスト界のみなさんのSNSツールは、ほぼ小紅書(RED)に集約されているなと。
出会った作家さんの小紅書のアカウントをいろいろフォローしました。
(それでシールをもらえたり、スタンプが押せたりもあり)
↓個人的に今回いいなと思った「白香果」さんのブース。
中国の伝統的な版画手法で、新しい作品作りも↓
道教の呪符デザインとかも、いい感じ↓
このあたりの宗教的な表現にはチェックが厳しくないよう。
こちらもお気に入り。
中国の怪談『聊斎志異』をテーマのイラスト。
イラストからの派生で、様々なオリジナルグッズを皆さん作って販売。
ポストカード(10元くらい)のほか、マグネットや、スマホの後ろに貼るものとかが多かったですね。
オリジナルで、靴下も。
アクセサリーも女子に人気。
手作りでキャラクターオブジェを作っている人もいました。
数はつくれないから、ネット販売はしてないんだと。
かわいい食器ブースもいくつか見かけました。
作家発のキャラクターやオブジェも会場のあちこちに。
写真を撮っても楽しい。
らくがきスペースもありましたが、さすがにみんなうまい!!↓
イベント会場も盛況でした。
そして、会場のあちこちで、ぐったり休んでいる女子多数。
確かに精力吸われるのわかります。
休んでまた回るつもりだよね、みんな。
今回、私が会場で買ったり、REDフォローでもらったりしたものは、こんな感じでした~↓
自分の好きも改めて再発見できる、いい機会でした。
そして帰ってきて、好きな作家さんのREDをチェックしたり、ほかの来場者のつぶやきを見たりするのも引き続き楽しく。
「イラスト」(挿画)ジャンルは、これからも要チェックだなと。