清明節の連休最終日、七尾旅人さんの上海ライブに行ってきました。
2024年4月6日20:30~ 上海・育音堂 音楽公園店にて
音楽を自然に楽しんでいる感じがとても素敵で、周りの上海のファンたちも本当に楽曲が好きなんだなと伝わってくる濃厚なライブを満喫しました。
↓約1カ月半前にチケットを購入し、ずっと楽しみにしていました。
この充実内容で、前売りの180元はとてもお得だったと!
ライブ会場は、ロック系のライブハウスとして定評のある「育音堂」の音楽公園店。
いまはモールの地下に入ってるんですね。
20:30スタートで、20時過ぎくらいに会場に到着。
オシャレな若者たちが集まってきています。
グッズ販売。CDを買うと、あとでサイン会に参加できると。
靴下(100元)が気になりつつ。
会場は入ってすぐがバースペース。奥がライブ会場。
少し縦長。柱が大きくあるので、死角を避けつつ、左前のほうへじりじりと。
開始時には、会場はぎっしりに。
まわりは上海のファンたち。ところどころ上海にいる日本人らしき人も見かけ。
ステージの距離が近くて、いい感じ。
アコースティックギターを片手に、キーボードの方と2人で。
自然に話してるように歌い出し、歌いながら自然に会話していたり、本当に音楽を楽しんでいる姿に引き込まれました。
ライブ感満載で、なんて圧倒的な安定した歌唱力!
ライブ2曲目は、私の大好きな「湘南が遠くなっていく」。
故郷を思い出します。これがライブで聴けてよかった!
5年ぶりの上海ライブ。ファンもみんな曲をよく知っているなあ。
「幸福」って中国語で何て言うの?ってみんなに聞きながら、歌にさっと取り入れてるのとかすごいなあと。でも幸福[xìng fú]の発音が難しそう。
七尾旅人in上海2024:「幸福」って中国語の発音が難しい~ - YouTube
「どんどん季節は流れて」も、その場で聴いた中国語で。
「四季変化(変換?)」と。
合いの手も「太美了!」(タイメイラ)と中国語でネイティブ的な発音で。
そして今回は中国のアーティストの曲を2曲、中国語でカバー。
そのうちの1曲が、王菲(フェイ・フォン)の「天空」。
とても素敵な歌声だなあと。
「お正月から練習したのに、全然うまくならない」と笑いながら。
16歳の時のデビュー曲「八月」。
途中で「5年前は一緒に歌ってくれたのに、5年ぶりで忘れちゃったでしょ」と。
私の周りからは歌声が聞こえ。
七尾旅人さんの歌詞の世界は深いですが、網易雲音楽で聴いていると、うまく中国語に訳しているなあと。
会場にいる人たちも、日本語ができなくてもよく曲を理解しているようだなと感じました。
(MC部分や曲紹介は中国語の通訳も入ってました)
私の友人は、中国のラジオでよく曲が流れていて好きになったといっていました。
そしてみんな大好き「サーカスナイト」
一緒に歌って盛り上がりは最高潮に。
そして、少し落ち着いた雰囲気で改めてライブは続き、
筋ジストロフィーを患っている若い音楽仲間の友人・相羽さんの話に。
彼と作った曲のあとに、予定にはなかったけれど、相羽さんの歌を他にも歌っていい?と。
いい曲がたくさんあって、どれを演奏しようか迷うなあと言いながら、「愛の冷やし中華」と「ねいき」をセレクト。
愛の冷やし中華は、可愛らしい曲で、でも一番好きなのはお父さんの回鍋肉ってのもいいなあと聞いていましたが、帰りがけにゆっくり記事を読み、改めて歌詞の中身を考えてとてもしんみりしみました。
七尾旅人、急逝した筋ジストロフィーの詩人・相羽崇巨との出会い「この革新的な表現を、世界中の人間に突き付けたかった」 - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ https://qjweb.jp/column/108723/
音楽は明るく生き続けるし、私もちゃんと生きようと。
失明した老犬がまた楽しく散歩できるように歌った曲や
リクエストにこたえた「今夜だけ」など…
とても盛りだくさんでたっぷり濃厚なライブ時間でした。
20:30スタートで、23:00に一度終了。
ああ、いい時間だったなあととみんなが帰りかけそうになり、まだアンコールあるよと!
アンコールは「ドンセイグッバイ」
なんだかまだまだ名残惜しいラスト。
「またすぐに来るよ!」と。
待ってます。
終了したのは、23:15頃。
このあと、CDを買った人などへのサイン会が行われたそうです。
私は地下鉄の終電がぎりぎりでダッシュしながら、いい時間だったなあと。
一つだけ!
昨日は連休最終日で、(中国的には清明節の三連休は土曜日で終わりで、日曜日は振替出社)、できればスタート時間がもう少し早ければ終電の心配もせずに済むのになあと思ったけど、これはモールに入ってるハコとしての音出しの時間制限もあるのかな。