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陳凱歌監督の新作映画『志願軍:雄兵出击』のレビュー

国慶節期間に見た陳凱歌監督の新作映画。

公開33日目ですが、興行収入7.78億元と、伸び悩んでますね。

(猫眼サイトより)

 

【映画概要】

朝鮮戦争休戦70周年記念映画の、朝鮮戦争の物語。

まあとにかくすごい予算と出演人数という感じの大型映画作品です。

 

見どころは、歴史的人物によく似せていることくらいかも… 

毛沢東、周恩来、スターリン、マッカーサーなど、そっくりさんが続々…

 

「抗美援朝」で、アメリカ兵の愚かさをあざわらいながら、「中華人民が生き残るためにアメリカに勝つ」というテーマを今やるというのがなんともだなあと。しっかり台湾問題もちらちらと。


ラストは中国が初めて国連の舞台に登場し、華々しく主張した時の勝利と、戦場での若者たちが命をなげうった戦いが同時進行にリンクしていくのですが、殺戮シーンはかなりえぐめで、若者の特攻死を英雄化する描き方もなあと。


さらに映画のラストが、第二部へのつながりになっていて、壮大な三部作?の幕開けのようです…。

 

国の英雄という同志感アピールが全面に。

 

↑毛沢東のそっくり俳優さん。

映画の中では父親としての一面も。父親に憧れた息子は、戦場で殉死。

 

周恩来のそっくり俳優さん

 

 

戦場では、この仲良し3人組が物語の核に。

友情つながりは、悲劇の結末へのフラグで…

 

↑章子怡(チャン・ツーイー)はバイリンガルの通訳役で登場。

国連の舞台で大活躍。

 

↑人気急上昇の若手実力俳優・張子楓

 通訳のアシスタント役。

 

『志願軍:雄兵出击』Volunteers: Xiongbing Attack

監督:陳凱歌
出品:中国電影股份有限公司、中影創意(北京)電影有限公司、八一電制片厂、北京荣優影視文化伝媒有限公司、北京博納影業集団有限公司
脚本:張珂
出演:唐国强、王砚辉、刘劲、辛柏青、张颂文、黄晓明、章子怡、朱亚文、张子枫、魏大勋、肖央、王骁、陈飞宇、魏晨、尹昉、张宥浩、海清
映画尺:140 分
映画公開日(中国):2023年9月28日