KFC話が続いてますが....
中国でもライバル関係で競い合っているKFC(ケンタッキーフライドチキン)とマクドナルドですが、中国市場では歴史的にKFCが常にリードしてきました。
KFCは1987年北京第一号店オープン
マクドナルドは、1990年に深圳に第一号店、1992年に北京第一号店オープン
現在の店舗数を比較しても…
《中国西式快餐品類発展報告2023》より
https://ent.cnr.cn/canyin/zixun/20230107/t20230107_526117096.shtml
2023年Q3までの段階で、中国全土でKFCは8675店舗、マクドナルドは4905店舗と、マクドナルドも追い上げていますが、KFCのほうが圧倒的に数が多く。
そんな市場をリードしているKFCは、ザリガニやカエルなど新しい食材も導入したメニュー開発も行っていますが、それ以外の周辺ビジネスも積極的に展開のよう。
児童書付きのお子様ハンバーガーセット(22元)を販売しています
世界の不思議な景色や動物を紹介
「肯徳基(ケンタッキー)小書迷王国」としてKFCの公式アプリでも児童書をネット販売しています。
書籍の扱いは児童書のみ。
教育に貢献するブランドというイメージは、小さな子のいるファミリー層にはひびくキーワードのよう。
教育面でもデジタル化が日本より急速にすすむ中国ですが、ポプラ社の健闘などもあり「絵本」のよさが改めて見直され、児童書の出版タイトル数は増えています。
KFCの児童書ページのキーワードにもある「想像」と「創造」。そうした情操教育へのアプローチがKFC×児童書販売だったのかもしれません。
ほかにも子供向けのキャラクターコラボも色々。
KFC店内の遊戯場やお誕生日パーティには、ドラえもん。
イギリスのアニメ『小猪佩奇』(Peppa Pig)のおもちゃ付きセットも販売。
撮影記録:
2023年7月 上海市内KFC(肯徳基)店舗及びKFCアプリ